特別講義 岸野雄一「地域密着型アートイベントのつくりかた」

昨夜は長崎大学文教キャンパス長崎創楽堂で開催されているアートマネジメント講座(マネージメントという表記ではないようだ)の特別講義 岸野雄一「地域密着型アートイベントのつくりかた」を聴講しました。ちょっと早目に行ってキャンパスを散策、45年振りくらいの大学生気分でした。

岸野雄一さんは東京芸術大学大学院でサウンドデザインの講師を務める傍ら、音楽劇「正しい数の数え方」のプロデュース、脚本・主演を務め文化庁メディア芸術祭エンターティンメント部門の大賞を受賞し、マルチに活躍する音楽家・評論家・文筆家。すみだストリートジャズフェスティバルや千代田区の廃校を活用したアートスペース「アーツ千代田3331」での「千代田芸術祭」などに携わり、最近ではコンビニや盆踊り会場でのDJイベントが話題を呼ぶなど地域に密着した活動を続けている岸野氏が語るアートと地域の関わりについて。

音楽、美術、演劇等よりよい文化芸術体験の提供者として、イベントの企画から経営まで包括的なサービスの創出を行うことのできるアートマネージャーを養成する講座とあります。ただ大学が主催するとどうもクラシックやアカデミックな方面に偏りがちですね。実際今後予定されている講座もクラシック音楽関連です。音楽ではポップスやロック、ジャズのフィールド、そしていわゆるエンターティンメントの業界にいた僕としては、今回の岸野さんの講座のようなジャンルを超える実践的な講座をもっと増やして欲しいですね。クラシックももちろんいいですが、それだけがアートではないですから。社会や経済を動かすボリュームを持っているのはもっとポピュラーなアートですからね。

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