佐藤正午「月の満ち欠け」直木賞受賞記念サイン会
一昨日は佐藤正午さんの「月の満ち欠け」直木賞受賞記念サイン会(長崎メトロ書店)に行きました。
今までサイン会はサインする側のスタッフとしていることがほとんどで、サインを求めて参加することはめったにありませんでした。ただ、今回は好きな作家、それも地元出身の作家だということと、ある縁を感じて気持ちが動きました。
というのも、佐藤さんの小説「リボルバー」は同名で映画化されていますが、その主演は前日に50周年ライブを長崎で行ったばかりの沢田研二さん。拳銃(リボルバー)を奪われてしまった巡査役の沢田はその責任をとって辞職し、ホステスのヒモのような生活を送っていると、その拳銃がある高校生の手に渡ったことを知る・・・ジュリーが警官とはいえ冴えない、なさけない役を演じた初めての映画ではないでしょうか。
僕はその映画を撮る前に佐藤さんのデビュー作「永遠の1/2」や「リボルバー」を読んでいたので、沢田さん主演で映画化されると聞いた時凄く興味があって、撮影の現場をちょっと覗いたり、試写は沢田さん他スタッフと一緒に観たことを憶えています。15日のコンサート後の打ち上げで映画のことまで詳しくは話せませんでしたが、その佐藤さんの直木賞受賞記念のサイン会が明日あるんですよ沢田さんに言うと、残念ながらお会いしたことはないけどおめでとうございますと伝えてください。ということでした。
沢田さんのコンサートの次の日にそんな縁のある作家のサイン会があるとは、しかも僕も好きで単行本を持ってる作家の。ということで行ってそんなことを佐藤さんに伝えました。映画「リボルバー」は'88年の公開でもう30年も経つんですね。
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