スペイン旅行~コルドバのメスキータ~
コルドバは756年に成立したイスラムの後ウマイヤ王朝の首都となり繁栄を極め10世紀には100万人ほどの世界最大の人口を有する都市となった。その象徴がメスキータ(イスラム寺院)で、アブド・アッラフマーン1世により785年に建てられその後4回増築され巨大なモスクとなった。レコンキスタによりキリスト教徒に征服されたためメスキータはイスラム教とキリスト教が共存する珍しい建物になった。従って現在では一般的には聖マリア大聖堂のことを指す場合が多い。
メスキータはムスリムの礼拝堂の意味でモスクのこと。その礼拝の間は赤レンガと白い石の馬蹄形のアーチ、854本の円柱が天井を支える円柱の森というような不思議な空間になっています。
そして、祈りを捧げる方向であるメッカを示すミフラーブ。キリスト教徒が建造したマヨール礼拝堂はものすごく高い楕円のドーム天井に贅を尽くした身廊、マホガニー製の聖歌隊席にパイプオルガン。その荘厳で壮大なスケールに圧倒されます。鐘楼「アミナール」の尖塔にはコルドバを守護する聖ラファエルの像が据えられているそうです。
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